エチオピアのオオカミは花の蜜を舐めるのが好き。肉食動物と植物の不思議な関係
肉食獣が花の蜜を味わっているなんて、ファンタジーの世界の出来事かと思ったら本当だった。
東アフリカ、エチオピア高地に生息する絶滅危惧種「エチオピアオオカミ」が、「シャグマユリ」のオレンジ色の花の蜜を舐めている姿が初めて記録された。
この行動は、肉食哺乳類による初の蜜摂取行動であり、植物の受粉媒介者となっている可能性もあるという。
エチオピアオオカミは花を次々に訪れ、1回の移動で30もの花々を訪れる個体も観察された。
References: Sweet tooth: Ethiopian wolves seen feeding on nectar | Department of Biology / Sweet tooth- Ethiopian wolves seen feeding on | EurekAlert!
▼あわせて読みたい
・オオカミの驚くべき能力が明らかに!何を言わずとも仲間の要求を理解し共同作業を行う
・野生のオオカミの腸内細菌が飼い犬の胃腸疾患を改善させる可能性
・たった1頭のオオカミが島全体の生態系を復活させる
・オオカミも、犬と同じように親しい人間の声を認識することができる
・アメリカでオオカミの色が変化するという謎な現象、その謎がついに判明
この記事のカテゴリ:絶滅・絶滅危惧種生物 / 動物・鳥類
Source: カラパイア