アステカの「死の笛」の音色が人の精神を混乱させることが判明
15~16世紀にメキシコ中部で栄えたアステカ文明。その遺跡から発見された陶器製の笛は、頭蓋骨をかたどっていることから「死の笛」と呼ばれている。
実際に吹いてみると、耳をつんざくような、人間の断末魔の叫び声のような背筋が寒くなる音がする。
スイス、チューリッヒ大学の新たな研究では、この音色が人の感情にどのような影響を与えるのかが調べられた。
音を聞かせた被験者の脳の活動をスキャンしたところ、精神を混乱させることが分かったという。
References: Death Whistle | | UZH / Why Aztec “death whistles” sound like human screams – Ars Technica
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・断末魔の叫び声。アステカ族の死の笛とは?
Source: カラパイア