IQの高い子供たちは、ADHD(注意欠如・多動症)の診断が遅れがちであるとする研究
英国臨床心理学ジャーナルに掲載された新しい研究によると、IQが高い子供は、「注意欠如・多動症(ADHD)」の診断が遅れがちであるという。
ADHDの多くは、子供の頃に診断されるが、IQ(知能指数)が高い子供たちにおいては、成人後に初めて診断が下されるケースが多いことが明らかになった。
今回の研究はカナダ、オンタリオ州の発達障害ネットワークのデータをもとに行われたものだが、他の国でも同様の結果となるという。
References: Children with high IQ scores are more likely to be diagnosed with ADHD later in life according to new study / Intelligence, socioeconomic status, and gender impact ADHD diagnosis timing
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Source: カラパイア