自分中心の人は、まわりから取り残される不安からSNSを利用しているとする研究結果
新たな研究によって、自己中心的な人がSNSを使う隠れた動機が明らかになった。
これまで長いこと、自分中心に考えている人々は、自尊心を満足させるため、あるいは自己顕示欲のために、instagramやTikTok、XやFacebookなどのSNSプラットフォームを使っていると考えられてきた。
ところが、米ベイラー大学の研究によると、彼らが自己顕示欲というより、周囲から取り残される恐怖(FOMO=a fear of missing out)を怖れてSNS(ソーシャルメディア)を利用しているらしいということがわかってきた。
ここから、自己中心的な人は実は絶えず不安にかられている人が多く、自分をアピールするというより、取り残されているという疎外感を感じないようにするためにSNSを使っているという結論が導き出されたという。
References: New study: Self-centered people turn to social media out of weakness, not ego
▼あわせて読みたい
・なぜSNSでの会話は長い言い争いが続き、ひどい暴言が飛び交うのか?
・なぜ人はSNSに夢中になるのか?ネズミの餌に対する行動原理と同じメカニズムが働いていることが判明
・SNSに動画にネットサーフィン、メディアを同時に複数利用するマルチタスクな人は記憶力が低下しやすい(米研究)
・自己中心的で他社員に意地悪だが計算高く仕事をこなす「有害社員」が会社全体に与える損失(アメリカのケース)
・ネガティブで不安を感じやすい人ほどSNS依存症になりやすい (米研究)
Source: カラパイア