大型ハリケーン「ミルトン」の目に偉大なる科学者の遺灰を投下したアメリカ海洋大気庁
アメリカ海洋大気庁(NOAA)の職員たちによって、レーダーの分析や台風の調査で長年貢献した科学者の遺灰がハリケーン「ミルトン」の目に投下されたそうだ。
遺灰は2023年に亡くなった科学者、ピーター・ドッジ氏のもの。遺灰の投下は、彼の44年にわたるキャリアと、レーダー気象学や台風研究への貢献を讃えるものだという。
ミルトンは当初最強のカテゴリー5に分類され、100年に1度とされた大型ハリケーンで、飛行機でそこに突っ込もうものなら普通なら大荒れが予想される。
だがドッジ氏が天から守ってくれたのか、遺灰を撒いた時は、異例なほど平穏な状態だったという。
References: NOAA drops scientist’s ashes into the eye of Category 5 Milton – Ars Technica / A Hurricane Scientist Logged a Final Flight as NOAA Released His Ashes Into Milton’s Eye
▼あわせて読みたい
・電気自動車の盲点。ハリケーンの浸水でリチウムバッテリーから発火
・ハリケーン「ヘレン」による洪水で木の上に取り残されてしまった犬を救助、飼い主と再会
・ハリケーンの強さを猫で表現してみた。5つのカテゴリーを5つのニャテゴリーで。
・ハリケーン・カトリーナを生き延びた17歳の老犬の物語
・驚くべきハリケーン対策。巨大イカダを作り上げ戦略的移動を始めるヒアリたち
この記事のカテゴリ:自然・廃墟・宇宙 / 料理・健康・暮らし
Source: カラパイア