オスのコオロギはお腹がいっぱいになると、同性である他のオスを誘惑しようとする
オーストラリアやオセアニアに生息するコオロギのオスはお腹いっぱいエサを食べさせると、同性であるオスに求愛行動を示すようになるという。
この興味深い習性が確認されたのは「ナンヨウエンマコオロギ（Teleogryllus oceanicus）」だ。
もちろん全てのオスがそうなるわけではないが、栄養がしっかり取れている時ほど、オスに性的な関心を抱くなる個体が多くなるという。
米国ミネソタ大学セントポール校の研究チームは、子孫を残せないのにも関わらず、同性に求愛する理由を説明する仮説をたてた。
▼あわせて読みたい
・世界初！ザトウクジラの交尾の瞬間の撮影に成功。だがオス同士だった
・アカゲザルの両性愛的特性は一般的。種の存続に有利に働くとする研究結果
・自然界において広くみられる動物の同性愛的行動の理由。共通の祖先が性別に関係なく交尾・交配を行っていた可能性（米研究）
・動物界での同性愛は自然なこと。チンパンジーの仲間、ボノボはほぼバイセクシャル
・オーストラリアで同性愛のイルカが発見される。
この記事のカテゴリ：知る / 昆虫・爬虫類・寄生虫
Source: カラパイア