魚は鏡に映った自分の大きさを認識し、ライバルに勝てるかどうかを判断する
鏡に映る自分の姿を他人と比べて、優越感にひたったり、ため息をついたり、人間ならあるあるだが、実は魚の中にも、それに似たことをする仲間がいる。
そもそも、鏡に映った姿が自分であると認識できる「鏡像認知」はごく一部の動物のみがもつ高度な自己認識能力の証拠とされているが、犬や猫ですら証明されていない鏡像認知検査(ミラーテスト)に合格した魚がいる。
体長10cmほどの小さな魚「ホンソメワケベラ(Labroides dimidiatus)」だ。
大阪公立大学が新たに行った研究によると、ホンソメワケベラは、鏡を見て自分の体の大きさを知り、ライバルとの大きさを比較し、戦うべきかどうかを決めているという。敵を知るには己を知れってことで、なんか親近感を感じるね。
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Source: カラパイア