5万年前の樹脂製の高度な技術の遺物。古代人類の大平洋拡散の歴史を書き換える可能性
考古学者のディラン・ガフニー博士を中心とした国際研究チームが、古代人類が高度な技術を使って加工した5万年前の樹脂製遺物から、ホモ・サピエンスが5万5000年前にはすでに大平洋に到達し拡散していた可能性が高かったことを突き止めた。
これまでの研究では、現生人類の先祖がオーストラリア北部のマジェッドベベ岩窟に住みついたのは数千年前と言われていたが、このタイムラインがくつがえされる可能性が出てきた。
▼あわせて読みたい
・2万1000年前に人類がアメリカ大陸にいたことが、巨大アルマジロの解体処理で明らかに
・こんな形だった!6万5千年前、最初にオーストラリアに人類が到達したときの大陸の形を復元
・1万2600年前にアマゾンに現生人類が定住していたことを示す見事な岩絵
・人類が2万年以上前に北米に到達していた痕跡を示す足跡を発見。従来の説が覆る可能性
・人類の祖先が大陸移動した最古の痕跡。ラオスの洞窟から発見された86,000年前の骨片
Source: カラパイア