140万年前の象の墓場で西ヨーロッパ最古のヒトの痕跡を示す証拠を発見
スペイン、アンダルシア州にある140万年前の”象の墓場”に、西ヨーロッパで最も古いヒトの痕跡が残されていた。
スペイン、マラガ大学のチームによる新たな分析によると、”象の墓場”と呼ばれるフエンテ・ヌエバ3遺跡は、更新世時代は、流砂(りゅうさ:水分を含んだゆるい地盤)が広がっており、それが当時生息していた象のような大型草食動物の”天然の罠”となって命を奪ってきたと考えられるという。
そうした犠牲者の腐肉を狙って大型のハイエナのような腐肉食動物が集まってきたのだが、その中にヒトがいた痕跡が残されていたようだ。
ハイエナなどと獲物を巡る争いで使われたらしき打撃用の石の未加工品や、獲物をさばく際に使われたらしき骨を割る道具などが発見されたのだ。
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Source: カラパイア