カッコウの托卵が、新種を次々と生み出す理由
生物の進化は自然選択によってのみ起こるわけではない。様々なプロセスを辿りながら、遺伝的形質が変化していくのだ。では新しい種はどのようにして生まれるのか?なぜ地球上にはこれほど多くの種が存在するのか?
その理由の1つとして、食う者と食われる者、利用する者と利用される者との生存戦略がある。カッコウは他の種の鳥を利用し、巣に卵を産んでヒナを世話してもらう「托卵」をすることで知られているが、ここにもその生存戦略がある。
カッコウのヒナは、仮親となる鳥のヒナそっくりに姿を変える。そしてまた利用される側の鳥も、カッコウを見破れるようヒナの姿が変化している。
こうして、カッコウも、仮親になる鳥も、次々と新種や亜種が誕生しているのだ。
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Source: カラパイア