実験室でマウス細胞から人工的に(精巣)を作り出すことに成功
イスラエルの研究チームが、マウスの細胞から一対の睾丸(精巣)オルガノイドを培養することに成功したそうだ。オルガノイドとは、試験管の中で細胞から作るミニチュアの臓器のことである。
ミニ精巣が生み出された理由は、精巣の発達や機能について理解を深め、男性不妊の原因を解明し、男性の不妊症治療へとつなげることだ。
不妊症の治療に取り組む夫婦は年々増えており、厚生労働省によると夫婦4.4組に1組が不妊治療を受けているという。だが男性の不妊症の詳しい原因はほとんどわかっていない。
イスラエルのバル=イラン大学のニツァン・ゴネン氏は、「ミニ精巣は、精巣の発達や機能について基礎研究する際のモデルとして有望で、性発達障害や不妊症の治療への応用が期待できます」とプレスリリースで述べている。
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Source: カラパイア