砂漠の細菌を混ぜた「生きた塗料」が火星に酸素をもたらす
将来的な火星ミッションでは、極限環境で生存できる細菌を混ぜた「生きている塗料」で酸素を生産することになるかもしれない。
「クロオコッキディオプシス・クバーナ(Chroococcidiopsis cubana)」と呼ばれる藻類の一種は、火星にも似た過酷な砂漠でも生きられ光合成もできる。
英国サリー大学の研究チームは、この細菌を混ぜたバイオコーティングを開発。一ヶ月ほど観察してみたところ、周囲の二酸化炭素を吸収しつつ、狙い通りに酸素を吐き出してくれることが確認されたそうだ。
研究の中心人物シモーネ・クリングス氏によれば、この生きている塗料は宇宙旅行だけでなく、二酸化炭素によって温暖化が進む地球上でも大きな意味を持つという。
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Source: カラパイア