牡蠣(カキ)の殻とコンクリートで作ったブロックで、海岸の侵食を食い止め海洋生態系を守る
オーストラリア、ヴィクトリア州中央海岸、257kmにわたって広がるポート・フィリップには、多彩な海洋生態系が存在する。
だが近年、オーストラリアの湾では大規模開発で土地を保護する植生が損なわれ、広範な侵食と、動植物の生息地破壊につながっている。このままでは2100年には、現在の海岸線は完全に水没してしまうと言われている。
この対策の一手として、メルボルンを拠点とする、デザイナーのアレックス・ゴード氏らの研究チーム「リーフ・デザイン・ラボ」が、画期的なものを造り出した。
それは、これまで廃棄物扱いだった牡蠣(カキ)の殻とコンクリートでできた円錐形の波消しブロックだ。このブロックが波の侵食を抑え、水生生物の健全な生態系を再確立するという。
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Source: カラパイア