昆虫のアブの死骸が生分解性プラスチックの原料として有望視されている
水洗トイレが普及する前の昭和の時代、トイレ周辺でよく見られたことから「便所バチ」と呼ばれていたアブの仲間をご存じだろうか?
正式名称は「アメリカミズアブ」というのだが、この昆虫には地球環境を救ってくれる秘められたパワーがあるそうだ。
テキサスA&M大学の研究チームは、アメリカミズアブの死骸が、生分解性プラスチックの原料に有効活用できることを発表した。
自然環境で分解される生分解性プラスチックは、サトウキビや樹木のグルコースなどを使って作られてきたが、そうした植物は他の目的で使用されているため、資源に限りがある。
だがアブの成虫なら、他の目的で使用されることもないため、従来の生分解性プラスチックの原料問題の新たな解決策となるという。
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Source: カラパイア