水中洞窟で発見されたマヤ文明のカヌーは冥界へ旅立つための乗り物だった可能性
メキシコ国立人類学歴史研究所(INAH)の考古学者たちが、珍しいマヤの遺物の研究を完了したと発表した。
2021年、INAHは、メキシコ、ユカタン州にある陥没穴に地下水が溜まってできた水中洞窟「セノーテ」を潜水中に、マヤ文明のものと思われるカヌーが沈んでいるのを発見したと発表したが、それに関する研究だ。
カヌーのまわりには、人骨や数種の動物の骨が散乱していて、この前例のない発見が大いに注目されることとなった。
新たな報告によると、このカヌーは宗教的儀式の一環として神聖なセノーテに沈められた可能性が高いという。
マヤの人々は地下洞窟やセノーテなどの水のたまった陥没穴から、冥界や死者の国にアクセスできると信じていたようで、このカヌーは冥界へ旅立つための乗り物とされていたというのだ。
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Source: カラパイア