スクエニ社長「日本ゲーム会社が欧米を意識しても良い作品にはならない」
「ゲーム市場」が世界的に拡大するなかで…「スクウェア・エニックス」の今後の展望
『ドラゴンクエスト』で知られるエニックスと『ファイナルファンタジー』で知られるスクウェアが’03年に合併して誕生したスクウェア・エニックス。社長・松田洋祐氏(58歳)は、ファンから「ヘッドショットおじさん」のあだ名で親しまれる人物だ。我々の仕事はエンタメにおける面白さを革新し続けることにあります。では、何が面白いか。これがわかれば我々は苦労しませんが、ゲームで言えば作り手に強い信念やこだわりがあるものは成功する確率が高いと思います。きっとどこかに製作者と同好の士がいて共感しあうのでしょう。しかも今は、誰かが「これ、面白い!」と言い始めると、すぐ評判が世界中に広まります。
今、ゲームの市場はグローバル化しています。以前は国内市場が大きかったのですが、現在は中国やアメリカの次に甘んじているのです。グローバルでも認められなければビジネスになりません。しかし面白いことに、日本人が欧米のゲームを真似してもいいものはできないのです。モンスターの絵も、映像や音声の効果もどこか日本的になります。そして、これが日本のゲームの良さであることを世界中のプレイヤーが知っているのです。海外市場は大切なのですが、海外向けに開発すればいいわけではありません。将来は「自律的なゲームコンテンツ」の提供に挑戦していきたいと思っています。現在までゲームの多くは、我々が完成品としてコンテンツを提供し、プレイヤーはそのコンテンツを遊ぶものでした。しかし世の中には、「ゲームをより面白くするために貢献したい」と考えるプレイヤーが一定数いて、新たな設定や遊び方を創造してくれます。エンタテインメントの可能性は、今後さらに広がっていくはず。当社はこれからも、世界を豊かにする作品を創っていきたいと思います。(Yahoo:現代ビジネス)
引用:Reddit
スクエア・エニックス社長が語っている
東洋向けに開発して西洋に売ればいいんだ、独自性を無くさないでほしい
欧米にアピールするために変化しようとするのは逆効果
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Source: 海外の万国反応記