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キノコが宇宙を救う。菌糸体で作った人工衛星でスペースデブリ問題を解決できる可能性

   

キノコから作られた人工衛星でスペースデブリ問題を解決する試み

photo by Pixabay

 映画『ゼロ・グラビティ』の物語の発端は、宇宙空間を高速で移動する無数のスペースデブリ(宇宙ゴミ)との衝突事故だが、実世界でも起こりうる問題だ。

 デブリの衝突は新たなデブリを発生させる。そしてその密度がある一定の値を超えると衝突が衝突を呼び、連鎖的に増殖して宇宙は利用不能になる。これが近い将来やってくるだろう宇宙時代で懸念される「ケスラーシンドローム」と呼ばれる問題だ。

 更に問題はもう1つある。それは人工衛星が大気圏に再突入して燃焼する際、細かいアルミニウムの粒子を残すことだ。それはその後何年も大気圏を浮遊し、いずれは地球環境にも影響するだろうと考えられている。

 そこで注目されているのがキノコだ。キノコの「菌糸体」で作られた素材を使用することで、これらの問題が解決できる可能性があるという。
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Source: カラパイア

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