「ワクチン打ち手に歯科医」立ちはだかった医師会、領域侵され拒否反応
「打ち手に歯科医」立ちはだかった医師会、領域侵され拒否反応…[政治の現場]ワクチン<4>(略)
ワクチンの調達と同時に、菅は以前から打ち手不足に懸念を抱いていた。コロナ対応で医療現場が逼迫ひっぱくし、開業医からワクチン接種と通常診療が両立できないとの声も上がっていた。
現行法で、ワクチン注射が出来るのは医師や、医師の指示の下での看護師らに限られる。ただ、歯科医師、救急救命士らは普段から注射も打つ。英国では法改正で救急救命士や理学療法士、薬剤師らも接種が可能になった。菅は安全性を重視する傾向が強い日本で、どこまで例外が許されるのか、考えをめぐらせていた。
菅が、まず突破口と狙いを定めたのが歯科医師だった。現行法では、歯科医師には歯科治療の範囲内でしか注射は認められていない。ただ、口腔こうくう外科手術では筋肉注射を行っている。
菅と同じ神奈川県選出で自民党参院議員の島村大は、昨年から水面下で動いていた。歯科医師でもある島村は、菅を慕う参院無派閥グループの代表的存在だ。
だが、開業医ら約17万人の会員を有する日本医師会が立ちはだかった。
昨年12月頃、島村の相談を受けた自民党議員が医師会会長の中川俊男に歯科医師の活用を打診したが、中川の反応は芳しくなかった。
「ちょっと待て。よく検討しなければ、ダメだ」
医師会は、歯科医師の協力がなくても対応可能との姿勢で「自らの領域を侵されることに拒否反応を示した」(政府高官)という。
こんな時くらい対立してないで協力すればいいのに
>>3
業界を守るのは仕方ないだろ
それを抑え込むのが政治家の役割
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Source: ラビット速報