戦いに負けたセルビア人兵士たちの頭蓋骨が埋め込まれたスカルタワー(頭蓋骨の塔)
ashclear/iStock
バルカン半島の中心部にあるセルビア南部最大の都市、ニシュには、400年に渡って続いたオスマン帝国の支配に抵抗したセルビア人の独立運動のシンボルとなっている塔がある。チェレ・クラと呼ばれるスカルタワー(頭蓋骨の塔)だ。
この塔は、もともとは、戦いで命を落とした多くのセルビア人レジスタンスたちを称えるためのものではなかった。
1809年、独立を求めるセルビア人とオスマン帝国の「チェガルの戦い」において、勝利したオスマン帝国側が、独立派に恐怖を植え付けるため、斬首したセルビア人兵士の頭蓋骨を使い952個もの頭蓋骨を埋め込んだものだったのだ。
続きを読む
Source: カラパイア