ナミブ砂漠に点在するフェアリーサークルの謎、その正体は植物の出す毒にあるとする新説が登場
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アフリカ大西洋側に広がるナミブ砂漠には「フェアリーサークル(天使の輪)」と呼ばれる、不思議な光景をみることができる。
砂漠の中にも草原地帯はあるのだが、その中に植物の生えないむき出しになっている謎の地帯が点在しているのだ。それは直径2~15メートルほどの円を描いており、あのミステリーサークルを思わせる。
なぜこんな現象がおきているのか?これまで、「シロアリ説」や「気候説」など、さまざまな仮説が提唱されてきた。
一方、ナミビアのヒンバ族には、地下で毒の息を吐く竜の仕業という伝承が伝わっているが、最新の研究によると、どうもこの伝承はあながち間違っていなかったようだ。
というのも『BMC Ecology』(20年8月3日付)に掲載された研究によれば、フェアリーサークルの輪を作り出しているのは猛毒の液体を出す植物の可能性があるという。
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Source: カラパイア