地球内生命の基本分子は左右どちらかに偏っている。その理由は宇宙に由来がある可能性(米研究)
ホモキラリティーの不思議/iStock
地球上にある生命体はすべて右利きあるいは左利きの分子からできている。庭にいるカタツムリをじっくり観察してみればあることに気づくだろう。その貝殻の渦巻の方向はほとんど同じなのだ。たまには逆向きのものも見かけるかもしれないが、そうしたものはごく稀だ。
右向きと渦巻と左向きの渦巻は互いが互いの鏡像であるかのような構造をしている。そして、そのためにどう回転させても、形がぴったり重なり合うことはない。
こうした構造を「キラリティー」や「対掌性」といい、分子にも見ることができる。そしてカタツムリの貝殻と同じく、分子の向きも右か左、どちらか一方に偏っている。これを「ホモキラリティー」と呼ぶ。
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Source: カラパイア