故郷の川に帰ってくるサケ、地球の磁場を感知する能力がある可能性(米研究)
サケが生まれた川に帰ってこられる理由 /iStock
サケは川で生まれ、海で大きくなり、川に戻って子孫を残し、その一生を終える。これは母川回帰(ぼせんかいき)と呼ばれている。
ではなぜ、サケは遠くの海から生まれ故郷の川に戻ってくることができるのだろうか?いくつか仮説があるが、その説の1つに、体内の組織に組み込まれている磁気受容体を利用しているというものがある。
最近発表された、オレゴン州立大学(アメリカ)の研究によると、キングサーモン(学名 Oncorhynchus tshawytscha)の研究からそれを裏付ける結果が得られたそうだ。
どうもキングサーモンは、少なくとも海の中では磁気受容体を利用しているが、淡水(川)の中では別の化学システムに切り替えている可能性もあるとのことだ。
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Source: カラパイア