ここにいるかも?木星の衛星エウロパに水蒸気があることを示す証拠を発見(NASA)
エウロパに水蒸気の証拠 image by:NASA
この衛星エウロパの画像はNASAの木星探査機ガリレオが1990年代に撮影したものだ。表面に赤みを帯びた筋が無数に走る印象的な姿をしている。
「線条地形」と呼ばれるこの傷痕のようなパターンは、厚さ数キロはある氷の層に刻まれたひび割れだ。木星の潮汐力によってエウロパが変形し、それによって生じたものと考えられている。
その色合いは氷の組成や大きさを知るヒントになる。たとえば、青白い部分は比較的氷が多いが、赤茶色の部分はそれ以外の物質が多く含まれていると考えられている。
その分厚い氷の下には液体の水が存在していると推測されており、生命が存在する可能性も期待されている。内部海の様子を探るのは簡単なことではないが、地下から噴出される物質から間接的に調べることができる。
『Geophysical Research Letters』に掲載されたNASAの研究は、エウロパの氷の隙間から水蒸気が噴出しているらしいことを明らかにしている。
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Source: カラパイア