お酒が止められない理由。飲酒の記憶が脳にこびりつき、関連するものを見ると誘発される(オランダ研究)
意思だけではやめられない、飲酒に潜む罠 / Pixabay
新型コロナウイルスの影響で、家庭内で消費する酒量が増加傾向にあるという。外出自粛中、先行きの見えない不安やストレスから、自宅で深酒をする人が増えたためとみられている。だが懸念されるのがアルコール依存症だ。
アルコール依存症の多くの人たちは、映画でお酒を飲むシーンを見てしまったり、飲み屋で楽しそうにしている客に出くわしたり、飲酒と関連づいたものに遭遇すると、脳にこびりついているお酒の記憶が蘇ってしまう。
そのために、たとえ何年も禁酒に成功していたとしても、お酒を飲みたいという強い衝動に駆られてしまうのだという。
『Science Advances』(5月6日付)に掲載されたマウスを使った研究では、そうしたアルコールを飲みたいという欲求とそれを誘発する記憶の関係について調べている。
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Source: カラパイア