中世には演奏の下手な音楽家に拷問を与えるための楽器が存在した。公衆の前で恥をかかされる「汚名の笛」
人類の歴史は音楽の歴史でもある。様々な音楽が誕生するその過程のなかで、聞くに耐えないひどい音楽もあっただろう。もしかしたらそれは、演奏者の力量のなさも、その原因のひとつだったかもしれない。
中世のヨーロッパでは、音楽家の下手な演奏は「罪」とみなされた。罪には罰を与えなければならない。そこで誕生したのが拷問道具「汚名の笛」である。
この笛は、実際に音楽を奏でる楽器ではなく、芸術を冒涜する罪を罰する道具なのだ。
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Source: カラパイア