火災現場に突入した消防士にリアルタイムで方向情報を送信できるヘルメットが開発される
消防士になったつもりで考えて欲しい。現場に駆けつけると建物の中は煙が充満し、周囲は騒音だらけでまともに声を聞くこともできない。そんな状況で、入ったこともない建物に突入しなければならないとしたら――。
これがいかに危険な状況かはすぐに分かるだろう。こうしたとき、きちんとしたコミュニケーション手段を確保することは、消防士にとって文字通り死活問題だ。
だが厄介なのが煙とノイズだ。現場に立ち込める煙や喧しい騒音のおかげで、視覚や聴覚を利用した手段ではあまり役に立たないのだ。
そこでアメリカ、カーネギー・メロン大学の研究グループが考案したのが、触覚を利用した「ハプティック・ヘルメット」である。
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Source: カラパイア