未知の遺伝子を持つ謎のウイルスがブラジルで発見される
Jakub Rupa/iStock
科学が初めて遭遇したと言ってもいいゲノムを持つ、謎のウイルスが発見された。その未知の遺伝子は、これまでウイルス学の分野で記録がないものだという。
発見地は、ブラジル南東の都市ベロ・オリゾンテにある人造湖パンプーリャ湖だ。湖やその周辺の地区は、個性的な建築物が立ち並ぶことで知られ、「パンプーリャの近代建築群」としてユネスコの世界遺産にも登録されている。
アメーバに感染するそのウイルスは、ブラジル神話に登場する水の女王イアラにちなみ、「イアラウイルス(ヤラウイルスとも 学名 Yaravirus brasiliensis)」と命名された。
イアラウイルスは超自然の存在でもなんでもないが、神話の水の精に匹敵するくらい謎めいた存在だ。専門家にすらその起源も系統も分からないのである。
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Source: カラパイア