シンクがない、落書きができない。犯罪防止に役立つ公衆トイレ(アメリカ)
image credit:City of Portland
日本と比較して、欧米では公衆トイレの数が少ない。海外では、公共でのトイレの必要性やトイレの公共性に対する概念が日本は異なるというのが理由の一つだが、やはりあれば便利だと感じるのが正直なところだろう。
しかし、海外での公衆トイレ設置には便利さを伴う一方、問題も生じやすい。
たとえば、公衆トイレが薬物使用や薬物売買、また売春の現場と化したり、トイレの床で眠りこんでしまう人も出たり、トイレの外壁に酷い落書きがなされたりという、犯罪や反社会的行為を引き起こす様々な問題が起こり得るスペースでもあるのだ。
それらの問題を防ぎ、かつ地域住民らのニーズに応えるために設置されたのが、オレゴン州ポートランドにあるトイレだ。
2006年に開発されたデザインは、4つの利点を含んでおり、現在はアメリカの複数の州での導入が考慮されているだけでなく、既にアメリカ以外の国にも進出しているという。
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Source: カラパイア