史上初のキメラ、サルの細胞を宿した2匹のブタが誕生。その1週間後に死亡
Nguyen Minh Loc/iStock
究極のキメラ実験が行われていたようだ。中国で2匹の子ブタが誕生した。その子たちは見た目は普通の子ブタだが、その体内にはカニクイザルの細胞が混ざっていたという。史上初のブタとサルのハイブリッドである。
中国、幹細胞与生殖生物学国家重点研究室のハイ・タン氏は、「長期的ブタ・サルキメラの初の報告です」と話す。
この研究が最終目標としているのは、動物の体内で移植用の人間の臓器を育てることだ。しかし、今回の結果を見るかぎり、その実現までにはまだまだ解決すべきことがたくさんあるようだ。
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Source: カラパイア