あらゆるがん細胞を殺してくれると期待のウイルスが開発される。来年にも人体での治験を開始(オーストラリア)
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天然痘ウイルスに対する免疫を獲得できる牛痘ウイルスは、18世紀末にイギリスの医学者、エドワード・ジェンナーが種痘(天然痘の予防接種)に用いたことで有名だ。
この牛痘ウイルスが、今度はがん治療に効果を発揮するかもしれないという。
オーストラリアのバイオテクノロジー企業Imugene社が開発した牛痘ベースの改変ウイルスは、がん細胞に感染してそれを破壊するのだとか。
少なくともペトリ皿の中ではあらゆるがん細胞を殺すことができ、マウスを使った実験では腫瘍を小さくすることも確認されたようだ。
来年早々にも人体での治験がオーストラリアで実施される予定らしく、今後の動きに注目が集まっている。
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Source: カラパイア