史上初、ブラックホールが衝突したときに生じる音色の抽出に成功(米研究)※要音声
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鐘をハンマーで叩けば、金属の振動が反響してカーンと鳴り響く。例えば格闘技の試合で使われるゴングや、打楽器の銅鑼(どら)などがそうだろう。
実はブラックホールとブラックホールが衝突して新しくブラックホールが誕生したときも似たような現象が生じるらしい。
だが、それは音波ではなく、宇宙に波紋のように広がる重力波だ。そうした重力波はいくつかの音で構成される和音のようなものなのだとか。
一般相対性理論によれば、そこにはブラックホールの質量やスピンをうかがい知るための情報が含まれている。
今回、また新たなる相対性理論の試金石となった研究において、和音を構成する個々の音色を解析する方法が考案されたとのことだ。
そして史上初めて、和音からふたつの音を検出することに成功。これは既存の技術では不可能とされてきた快挙であるそうだ。
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Source: カラパイア