「ベンタブラック」よりもさらに黒い。世界一真っ黒の記録を更新した素材が偶然の発見により生み出される(米研究)
Image by R. Capanna, A. Berlato, and A. Pinato/Massachusetts Institute of Technology
これまで知られている中で、もっとも黒い素材といえば「ベンタブラック(Vantablack)」だったのだが、それよりもさらに黒い超々真っ黒素材が誕生したそうだ。
この超々真っ黒素材に名前はまだない。縦に配置されたカーボンナノチューブで構成されており、研究チームによれば、それはどこかうっそうと茂る森のような感じであるらしい。
ベンタブラックですら入射光の99.965%を吸収して空間に穴が開いたかのように見えるのだが、超々真っ黒素材はそれ上回る99.995%という吸収率だ。
つまりベンタブラックをはじめとする超真っ黒素材が反射する光の10分の1しか反射しない、完全なるブラックホールのような性能なのだ。しかも偶然に発見されたというのだから驚きだ。
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Source: カラパイア