皮膚を剥ぎ取り晒し首にしてゴミ箱へ。頭蓋骨から判明したインカ帝国の恐怖政治(チリ)
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チリ・アンデス山脈の麓にある古代インカの村、イグレシア・コロラダの遺跡はどこかおかしかった。
かつてのゴミ捨て場に残されていた残飯やら土器の破片やらに紛れて、4つの頭蓋骨が発見されたのだが、体がない。埋葬された様子も、あの世へ持っていく装飾品の類もない。ただ頭蓋骨だけが発見されたのだ。
一体なぜ、そんなところに?
それらが発見されたのは2003年のこと。以来、考古学者は謎めいた頭蓋骨に首を傾げてきた。
だが、このほどチリの国立自然史博物館の研究者が新しい仮説を提唱している。それは住人への見せしめとする晒し首で、インカ帝国の恐怖政治を示すものだというのだ。
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Source: カラパイア