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高校生のアルバイト 働く目的は…
アルバイト代5万円を家計に…
首都圏に暮らす、優子さん(仮名)。
高校3年生です。
昼ご飯は学校の購買部で買った、パンの耳。
優子さん
「たぶん70円ですね、一袋。
前まではお弁当だったんですけど、お弁当を作る材料でお金がかかるから。」
学校が終わると、すぐさまアルバイトへ。
週4日、平日は5時間近く、休日は10時間働いています。
優子さんの両親は2年前に離婚。
母親は小学生の妹と弟を養うため、スーパーのアルバイトや飲食店の仕事を掛け持ちし、早朝から深夜まで働きづめです。
少しでも母親の負担を減らしたい。
優子さんは毎朝、仕事に出かけた母親の代わりに家事をしています。
優子さん
「お母さんに任せちゃうと申し訳ない。
朝から夜まで働いてくれているのに、自分は何かできないかなってずっと思っていた。」
小学生の妹や弟を起こし、朝ご飯を食べさせ、学校に送り出します。
優子さんの家では、母親の収入と児童扶養手当などを合わせると、月20万円前後になります。
しかし、家賃や光熱費を引くと、ぎりぎりの生活です。
そのため、優子さんのアルバイト代が欠かせません。
優子さん
「(買ったのは)私です。
米も高いので、いろんなお店を回っていました。」
弟の靴も、優子さんが買いました。
優子さん
「これとか、ぼろぼろです。
弟の靴です、これぐらい使っちゃって。
この前、新しいのを買いました。
すごく喜んでいたのでよかったです。」
優子さんのアルバイト代は月8万円。
そのうち2万円は、高校卒業後の進学費用に積み立てています。
アルバイト代の大半、5万円は家計に。
妹と弟のためだといいます。
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Source: 妹はVIPPER