【悲報】「ガキが…舐めてると潰すぞ」が流行した理由、丁寧に分析されてしまう
「ガキが…舐めてると潰すぞ」「レモンだ?貴様この野郎」――大物芸能人が、このような「言いそうにもない」言葉を発しているような画像が、2ちゃんねるなどの掲示板サイトや、ツイッターなどのSNSなどで一時期流行した。
これらは、YouTube上に氾濫しているゴシップ系の「テキスト動画(スクロール動画、字幕動画とも)」のサムネイル画像を元ネタにしたものだ。こうした画像は、なぜネット上で奇妙な「ブーム」を巻き起こしたのか。
流行っているのは、画像だけではありません。
「○○が放った言葉に一同驚愕!その理由に涙が止まらない…」といった、いかにもこの手の動画にありがちなフレーズが、YouTubeやTwitterで意図的に使われるようになりました。
・流行のメカニズムは?
芸能人が物議をかもしているかのようなサムネイルは、多くの人々の注目を集めます。またさらに、それが時事のニュースを扱ったものであれば、より急上昇ランキング入りしやすいことでしょう。
このサムネイルネタを広めたもうひとつのきっかけは、2ちゃんねるにあります。12月上旬の早い時点で「ガキが…舐めてると潰すぞ」のネタとしての面白さが認知され、12月中だけで200件以上のスレッドが立てられました。特になんでも実況J板は、今回の件だけでなく、多くのネットスラングを生み出す発祥の地となっています。少しふざけたネタを発掘し、改変して面白がる習慣が、そこにはあるのです。やがてサムネイルはTwitterでも流行りだしますが、その先がけとして2ちゃんねるがあったことに注目したいです。
・共通する「捏造」の力、その二面性
スクロール動画のサムネイルは、言ってしまえば「捏造」です。実際には怒っていないのに、怒っているかもしれないと思わせる。多少事実を変えてでも、わかりやすく興味を引く形にすることは、噂話のニュース、すなわちゴシップの基本的な手法と言えるでしょう。
ある画像をもとに、いかにも言っていそうな発言を作り出して面白がる。昔からネット上の文化には、そういう性質があります。ゴシップを生み出すために捏造が行われていたスクロール動画でしたが、その捏造という手法は、昔からあるネット文化に通じるものがあった。その結果、YouTube芸能人サムネイル画像が、ネタとして広がっていったのではないでしょうか。
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Source: 妹はVIPPER