かつて精神疾患の治療法として用いられたロボトミー手術を受けた患者のビフォア・アフター写真(1940年代)
1935年、ポルトガルの神経科医アントニオ・エガス・モニスは2匹のチンパンジーの脳の前頭葉を切除し、神経回路を遮断する外科手術を行った。
その結果、手術を受けたチンパンジーの凶暴性がおさまり従順になったことから、モニスは人間にもこの実験を繰り返し、まもなく精神疾患の画期的な治療法として論文を発表した。
これがロボトミー手術(前頭葉白質切断術)である。
当時は重篤な精神疾患の症状を抑える治療法が他になかったことから広く行なわれるようになったが、その副作用はあまり報じられなかった。
これらの写真は1940年代にロボトミー手術を行っていた医師が、患者の術前と術後を撮影したものである。
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Source: カラパイア