汚れた便器に触る映像を何度も見ることで潔癖症が緩和するという研究結果(英研究)
強迫性障害(OCD)は、それが不合理な行動だとわかっていても自分の意に反して何度も反復してしまう精神障害の一種である。
日本人の約1~2%がこの病気に苦しんでいるそうだが、そのうちの、ほぼ半数が汚れることへの異常な恐怖を抱いている。すなわち過度の潔癖症だ。
こうした人たちは、たとえばドアノブに触れたりするだけで汚れてしまった感じがして、どうにも手を洗いたくて仕方なくなる。ひどい人になると血が出るまで手を洗い続けるようなケースもある。
こうした症状に対する治療には、薬物療法(プロザックなど、選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と認知療法が組み合わされることが多いが、それでも効果があるのは6割程度でしかなく、これとは別の治療法の開発が急務となっていた。
最近発表された研究結果によると、自分が汚れた便器に触っている映像を見るだけで、一定の治療効果を上げることができそうだという。
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Source: カラパイア