まだ形成段階にある巨大な超銀河団が発見される。若い宇宙で発見されたものとしては最大の構造(イタリア研究)
image credit:ESO/L
若い宇宙の闇の中には、未だ発見されぬ数々のものがある。が、今回のものは抜群であろう。
ビッグバンから23億年しか経っていない110億光年先の宇宙に、まだ形成段階にある巨大な超銀河団が発見されたのだ。
これほどまでに若い宇宙で発見されたものとしては最大の構造である。
その質量は今日の宇宙で知られている最大の構造にも匹敵。データからは、太陽の100万×10億個、すなわち1000兆個分以上にも相当することが示唆されている。
この巨大構造は、ギリシャ神話の神ウラヌスとガイアとの間に生まれた12人の巨人の1人にちなみ、「ハイペリオン」という愛称で呼ばれている。
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Source: カラパイア