【Jeep】「ジープ」実はブランド名だった【76年の歴史】
@DIME 2018.01.10
https://dime.jp/genre/497009/
第二次大戦で活躍した傑作四輪駆動軍用車が誕生してから76年を迎えた。タフギアの代名詞ともいえるジープの歴史を追った。
■地雷を踏んでも走り続ける車を作れ!
1940年6月、アメリカ陸軍はバイクや改良したT型フォードの代わりとなる「軽偵察車」の開発を135の企業に向けて打診した。それは、「600ポンド(約272kg)の荷物を搭載できる、車重1300ポンド(約590kg)以下の3人乗り四輪駆動車」というスペックであった。それは大変厳しい条件であり、応募したのはウィリス-オーバーランド社とアメリカン・バンタム社だけであった。後にフォード社も参画し、3社による開発競争が始まった。
ウィリス-オーバーランド社は『ウィリス クアッド』を開発し、試作車を納入した。一説では地雷を踏んで2輪が壊れても、予備タイヤを装着して3輪で100kmの間を走れるように開発しろという要求があったとされる。以上の条件などを考えると590kgという車重は現実的ではなく、2160ポンド(約980kg)以下にするよう、後に変更された。
■ジープの誕生
試作や仕様変更などを重ね、『ウィリス クアッド』は『ウィリス MA』、『ウィリス MB』へと進化していくことになった。MA、MBは“ジープ”と呼ばれ、ここからジープ76年のタフな歴史が始まったのだ。フォードが作ったGPこそがジープの名の由来だという説や、漫画『ポパイ』に出てくる『ユージーン・ザ・ジープ』がジープの由来だという説があるが、いずれにしてもこの時代からジープという名称が使われていたことは間違いがない。
『ウィリス MA』はコラムシフトでを採用し、サイドボディを低く設定し、ダッシュボード上に2つの円形メーターを設置して、ハンドブレーキを左側に設定した。だが、MAは980kgの重量制限に苦しみ、量産の役目をMBに託すこととなった。
『ウィリス MB』はMAで苦しんだ減量に成功、軍が求める要求を満たした。デザインも現在のラングラーなどにも継承される、縦型のスロットグリルと一体化された前照灯を採用。伝統のアイコンがここに誕生したのだ。
『ウィリス MB』は驚くほど汎用性が高かった。戦闘のために30または50口径の機関銃を装備することができたし、長距離の砂漠パトロールや雪中行軍、電話ケーブル敷設などのために改良も施された。また、消防車、戦場救急車、トラクターとしても活躍、時には鉄道線路も移動したという。その多機能ぶりに、第二次世界大戦中の将軍で、後に国務長官も勤めたジョージ・C・マーシャルは、「現代の戦争におけるアメリカ最大の貢献」としてジープを讃えている。
『ウィリス MB』は36万8000台が、フォードではライセンス下で27万7000台と合計64万5000台が生産された。最初の4輪駆動車ではなかったが、現代のすべての四輪駆動車に影響を与えている。
■誰でも乗れるジープが市販
第二次大戦が終わると、ウィリス-オーバーランド社はジープ(MB)を民間に広めることを考えた。最初の民間ジープ車、『CJ-2A』はテールゲートを備え、サイドマウントのスペアタイヤや、より大きなヘッドライト、外部燃料キャップなどの改良を『ウィリス MB』に加えて、1945年から製造を開始した。
134立方インチI- 4エンジン、 T-90Aトランスミッションを採用、トランスファーケースやフロントとリアアクスルにも改良を加え、走破性の向上と共に4年間製造された。
■30年余り生産された傑作
1954年10月11日、朝鮮戦争で活躍した軍用車『M-38A1』に基づいて、ジープ『CJ-5』が発表された。
ホイールベースと全長を伸ばし座席の快適さを改善して人気を博した。以来、1965年には155馬力のV6エンジンを採用。さらに1973年にはAMCが生産した304もしくは360立方インチ(4981ccもしくは5899cc)のV8エンジンが採用された。1955年から1983年まで28年間にわたり生産された傑作CJは、今なおファンが多い。
続きは>>2
■ジープ初のSUV
1962年にジープブランドは、1963年モデルとして『ワゴニア』を導入した。
四輪駆動車では初めての自動変速機を採用したり、最初のオーバーヘッドカム6気筒エンジンや独立したフロントサスペンションを採用するなど、四輪駆動車に革命を起こしたのも『ワゴニア』の功績だ。また、最初の自動フルタイム4WDシステムも採用していた。
美しいスタイリングはデザイナー、ブルックス・スティーブンによるもの。現代的なスタイリングと美貌を持ち、革新的な技術の数々を採用したことにより、わずかな変更で28年以上も生産された、傑作SUVだった。
■ホンダからも販売されたモノコックボディの革命児
1984年から発売された2代目『チェロキー』。
オイルショックで低迷した’70年代の販売不振を払拭するために大胆な設計がなされ、先代に比べて全長で53cm、幅で15cm、高さ10cmも小さく、450kgも軽量化が図られた。貢献したのは従来のフレーム構造をやめて、モノコックボディにしたことが大きい。スクエアでクリーンなスタイリングは新しい時代を予感させ、それでいて前後リジットアクスルのタフさはジープの名に恥じない。
当然、大ヒットを記録したこの『チェロキー』は日本へも輸入され、ホンダも販売ディーラーとなるなど、日本人にもなじみ深いモデルとなった。日常の足にもオフロードでも負けないタフさを持つ同車は、以降のジープが進むべき指針をもたらしたともいえる、歴史的なモデルだ。
■75周年を迎えた現代のジープ
タフなギアとして伝統を受け継ぐジープは現在、7車種のラインアップを誇る(日本での販売は6車種)。
まずは、ウィリス クアッド、MA、MBの系譜を受け継ぐ『ラングラー』。そしてロングホールベース+4ドアの『ラングラー アンリミテッド』、ベストSUVの数々に輝く『チェロキー』、V8も搭載可能なプレミアムSUV『グランド チェロキー』、日本にもジャストサイズの『コンパス』、1.4Lのダウンサイジングターボエンジンを搭載する、新時代のスモールSUV『レネゲード』、日本未発売だが本国で人気の『パトリオット』だ。
軍用車をルーツに持ち、コンパクトからフルサイズまで、全車がアイコニックな7スロットグリルをシェアするタフなジープ。次の100周年に向けて元気いっぱいのSUV専門メーカーのこれからの進化の行く末が楽しみだ。
文/中馬幹弘(ちゅうま)
「ギブミーチョコレート」
それの現役時にはジープの名は一般的ではなかった。
あとからそれを形容するのにジープと言っても
不思議ではなかろう
クライスラーじゃなきゃジープじゃないし
三菱はライセンス生産だから別として
払い下げ出ないかなぁ
フィリピンや中国にはレストアされた自衛隊の73式大型トラックや高機動車がよく売りに出されてるな
九州の田舎(親父の出身地)に引退した高機動車が複数置いてある。
いとこの話だと外国の軍に売ってるとかなんとか…
自衛隊の事だから価値が無くなるまで使い込んでるんだろうが、ホントかよ?
>>37
去年か一昨年くらいにロシアの警察か何かで使われてる高機動車の画像がネットに上がってたよ
それより前から東南アジアや中国で売りに出されてる画像とかちょくちょく出てた
バラして屑鉄として輸出したやつを再度溶接して組み立てて売ってるらしい
ジープ
キャタピラー
ユンボ
これ全部商標なんだよね
ただクローラーだのバックホーだの書かれても
建築屋以外は何のことか分からんけど
ジープ(英語:Jeep)は、FCA US LLC(フィアット・クライスラー・オートモービルズ:FCAの米国法人)傘下の四輪駆動車のブランドである。
第二次世界大戦中の1940年にアメリカ陸軍の要請により開発着手され、翌1941年から実戦投入開始された小型四輪駆動車がその元祖である。第二次大戦において連合国軍の軍用車両として広く運用され、高い耐久性と悪路における優れた走行性能で軍事戦略上でも多大な成果を挙げた。
その高性能は小型四輪駆動車の有用性を世界各国で広く認知させ、第二次大戦後に軍用・民生用を問わず同種の四輪駆動車が世界的に普及する端緒となり、「ジープ」は単なるブランドに留まらず、その優れた設計と名声から民生のクロスカントリーカーや小型軍用車両の代名詞となった。
Jeepという名称はGeneral Purpose(万能)、もしくはGovernment-use(政府用)のGとホイールベース 80インチの車両を表す識別符号のPからきた符号GPから”ジープ”と命名されたという説や、漫画『ポパイ』に登場する「ユージン・ザ・ジープ」からとったという説がある。
引用元:http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1515572599/
Copyright © 2018 ハイオク満タン速報~まとめR~ All Rights Reserved.
Source: ハイオク満タン速報~まとめR~
Source: アンテナHAPPY!