カルビー、水ようかん味のポテトチップス　19日発売

福井県の冬の風物詩である水ようかんの味をイメージした「ポテトチップス　水ようかん味」を19日に発売すると発表した。

北陸３県や愛知、静岡などの中部４県で、３月下旬までの限定商品として製造する。
地域色を前面に押し出し、購入頻度の低い消費者にも手にとってもらおうという狙いだ。

今回の商品開発はカルビーが47都道府県の「地元ならではの味」を展開する企画「ラブジャパン」の一環。福井県の職員も味やパッケージデザインなどで参加した。

味付けには、こしあんパウダーを使用し、隠し味としてココアパウダーや黒糖を加えた。
開封するとほのかにあんこの香りが広がる。
うすしお味のしょっぱさと優しい甘みのバランスが特徴だ。
水ようかんらしさを出すために、味付けが濃くなり過ぎないように配慮したという。

２日、カルビーの小林徹也執行役員が福井県庁を訪れた。
試食した西川一誠知事は「なかなか面白い味の組み合わせで、上品な味だ」と話した。

１袋55グラム入りで、想定価格は120円。
カルビーによると福井県内のスーパーやコンビニなどの関心が高く、通常商品と比べて４倍の発注が来ているという。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26487320S8A200C1LB0000/