脳を刺激して特定の記憶を呼び戻す技術「記憶プロテーゼ」を開発
アメリカの神経科学者たちは、脳の海馬を刺激して特定の記憶を呼び戻すことができる「記憶プロテーゼ」を開発したそうだ。
外出する前にヒーターを消しただろうか? 車の鍵をどこにおいただろうか? こうした細かい物事は、ついつい忘れがちだが、とても大切な情報だ。
開発中の「記憶プロテーゼ」(プロテーゼは足りない部分を補う補綴と言った意味だ)は、脳の記憶経路をハックし、プログラムコードに変換し、そのコードを元に海馬を刺激して記憶を定着させることで、思い出させるというやり方だ。
今回の実験では、記憶力に問題がある人ほど効果的であることが明らかになっている。将来的には、アルツハイマー病や頭部の怪我などで記憶障害を負った人の記憶の復元に役立てることができるかもしれない。
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Source: カラパイア