ブラックホールの「歌声」は2つの普遍的な周波数で起こる可能性
この世のありとあらゆるものを飲み込むブラックホールだが、時々歌を口ずさむことがある。その歌声の正体は、2つのブラックホールが合体するとき、時空に波紋が広まるように放たれる「重力波」だ。
ドイツ、ハイデルベルク理論研究所の研究チームがその特殊な波形を調べたところ、ブラックホールの歌声は「2つの普遍的な周波数」で音を出している可能性が明らかになったという。
それが意味するのは、ブラックホールに普遍的な2つの質量があるだろうということだ。
この事実はブラックホールの形成プロセスを解き明かすヒントになるほか、超新星爆発のメカニズムを理解し、宇宙の膨張スピードを計測する新たな方法になるなど、天文学者にとってすばらしい福音となるという。
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Source: カラパイア