学習と記憶に関連する遺伝子は6億5000万年前に誕生したとする研究結果
私たちは日々新しいことを学習し、それを記憶する。『Nature Communications』(2023年6月6日付)に掲載された研究によると、学習、記憶、攻撃性などの複雑な行動に必要な遺伝子は、約6億5000万年前に誕生したそうだ。
生物のこうした複雑な行動は、「モノアミン神経伝達物質」の働きで可能になっている。これにドーパミン、アドレナリンなどが含まれている。
レスター大学をはじめとする研究チームが、このモノアミンに関係する遺伝子の進化をたどったところ、当時の「左右相称動物」に起源があることを突き止めたという。
この遺伝子の登場は、その後の生物の爆発的な多様化、すなわち「カンブリア爆発」にも影響を与えた可能性があるという。
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Source: カラパイア