【悲報】漫画家 「二次創作やめろ!」 が滅茶苦茶話題になる。
■ファン活動としての二次創作を許容しなければならない空気感と文化を破壊したい
二次創作が嫌いだ。
私はクリエイターだ。漫画家だ。少なくとも食えている。
そして、私の作品はファンの方々にSNSで沢山感想を言ってもらえるし、沢山二次創作を作ってもらえている。「ありがたいことに」。
皆様に、問いたい。
なんで、私は、私の作品の二次創作を笑顔で見なければいけないんですか?
こういうことを言うと、ツッコミがいくらでも入る。わかる。私だって、漫画が好きだし、
アニメが好きだし、映画が好きだし、小説が好きだし、ドラマや劇も大好きだ。
登場キャラクターが大好きだと思うし、キャラを使って、漫画が描きたいって気持ちは、すごくよくわかる。
例えば好きなキャラが死んだら悲しくて、キャラが生きている姿を、漫画にしたいって思う。
でも、私は、今の二次創作に対する空気感について、どうしても言いたい。
今、日本で創作を行っている個人クリエイターは、二次創作活動を認めることを強制されている。
それが、すごく嫌だ。
「何様だ」って思うだろう。「読者がいなきゃクリエイターは食っていけないんだぞ」って言われるだろう。
「好きなことを表現して共有することの何がいけないの?」って感じるだろう。
その通りだ。私は、何様でもなくて、ただちょっと絵が描けて、漫画が描けるだけの人間で、とても弱い。読者のみんなが、漫画を買ってくれなきゃ、あっという間に死んでしまう、本当に弱い存在だ。
「二次創作をして誰が損をするの?」って話になるよね。私なんだけれども。その空気感が、本当に嫌だ。
だって、作品って私のもので、キャラクターもストーリーも、本当に、精魂を込めて、
精神と魂を削って描いて放出しているものなんですよね。それを好き勝手されると、嫌な気持ちになることがどうしてもある。
作品を1匹のぬいぐるみだとするなら、二次創作ってのは、そのぬいぐるみを分解して、紐解いて、目をくりぬいて、
自分の好みの別のぬいぐるみにしてるような、そういう行為。
「だったら見なければいい」だとか言われるだろう。それも一面的には事実だ。
でも、なんで?という思いも同時に強くなる。
なんで私が、私の作品を勝手に利用している人達のために、自分の行動範囲や視界の範囲を狭くしなければいけないのか。
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Source: ラビット速報