火星移住への第一歩。火星で初めて酸素を生成することに成功(NASA)
NASAの探査機「パーサヴィアランス(愛称:パーシー)」が火星に到着して2か月ほどが経過したが、すでに大きな成果を届けてくれている。火星への移住を考えるのならとびきりの成果だ。
地球以外の惑星で初めて、二酸化炭素から酸素をつくり出すことに成功したのだ。
Mars Oxygen In-Situ Resource Utilization Experimentを縮めて「MOXIE」(ガッツの意)と呼ばれるその装置は、トースターくらいの大きさで、目を細めて見れば焼きたてのパンにも見えるかもしれない。
だが、そこから飛び出してくるのは香ばしいパンではなく、新鮮な酸素だ。実験では、1時間の稼働で、10分の呼吸分に相当する5グラムの酸素を見事につくり出してくれたそうだ。
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Source: カラパイア