消息不明の幽霊船、数十年も海をさまよう蒸気貨物船「ベイチモ号」の謎
ベイチモ号は今も多くの謎を残す幽霊船である。1914年に浸水して以来交易に使用されていたが、1931年のこと、アラスカ北岸で激しいブリザードに見舞われ、氷に阻まれてしまった。
乗組員らは一旦船を降り近くにキャンプを設営したが、再び激しいブリザードが襲い、その後船は跡形もなく消え去ってしまった。しばらくしてイヌイットの猟師が離れた場所で発見したが、冬を越せないと判断され船は放棄された。
放棄されたベイチモ号は、その後数十年も燃料もクルーもなしで北極の海をさまよい続け、1961年を最後にその消息がわからなくなった。
ベイチモ号が現在どうなっているのかは不明のままである。沈没したかもしれないし、いまだに凍った氷山の間を漂流し続けているかもしれない。
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Source: カラパイア