幽霊のうわさが絶えない、内モンゴルの古代都市「カラ・ホト」
古代幽霊が出ると噂の都市遺跡「カラ・ホト」image by:Ed Stannard / CC BY-ND 2.0
「カラ・ホト」は、11世紀に繁栄を極めた内モンゴル自治区西部に存在した古代都市だ。チベット系民族「タングート」が住んでおり、あの有名なシルクロードの途上にあった。マルコ・ポーロの『東方見聞録』に現れる「エチナ」に比定されている。
しかし、凄惨な大虐殺のせいで町は廃墟と化し、最近になるまで地元の人はこの廃墟に近づこうとしなかった。古い時代の幽霊が出ると怖れられているからだ。
この廃墟は、20世紀始めに発見された。発掘の結果、タングート語で書かれたおびただしい数の文献が見つかり、ここでの最大の発見のひとつと言われている。この地域の乾燥した気候や、人里離れた場所ゆえに略奪を免れたおかげで残されたのだろう。
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Source: カラパイア