【ボクシング/WBSS】井上尚弥、ノニト・ドネアに判定勝ちし優勝 バンタム級最強王者に
ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝(7日、さいたまスーパーアリーナ)WBA、IBF世界王者の井上尚弥(26)=大橋=がWBA世界スーパー王者ノニト・ドネア(36)=フィリピン=に3-0で判定勝ち。キャリア20年の5階級王者を倒し、ムハマド・アリ・トロフィーを手にした。“黄金のバンタム”で世界最強を証明した。ファイティング原田、長谷川穂積、山中慎介など、伝説の王者たちが名を刻んだ中量級で、怪物が頂点に君臨した。
自身の試合前、WBC暫定王者の拓真(23)が正規王者のノルディーヌ・ウバーリ(33)=フランス=に0-3で判定負け。大一番を前に動揺が広がる中、尚弥だけは冷静だった。右ストレート、左ボディーの破壊力は抜群。2回にドネアの有効打で右目上をカットし出血し、8回には再び流血し追い込まれる場面もあったが、11回に左ボディーでダウンを奪うと、最終12回にラッシュをかけた。
初戦の準々決勝で1回KO、準決勝では2回TKOと順調に勝ち上がってきた。プロ転向前から憧れ、2014年末の試合前には直接指導も受けたドネアは、強烈な左フックを武器とし異名は「フィリピンの閃光」。これまでプロ45戦40勝(26KO)5敗の戦績を誇った百戦錬磨のベテランとの激闘を制し、2万人が埋めたスタンドの期待に応えた。
3日に本格的な練習を終え、試合4日前の時点で減量をクリア。通常なら試合前日に行う計量に合わせて体重を落としていき、減量に苦しみ10グラムのためパンツを脱いで体重計に乗る選手もいる。しかし、尚弥は“自己最速”ともいえる速さで臨戦態勢に入っていた。
新たな目標へ向けて負けられない一戦だった。プロボクシング6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(40)=フィリピン。現時点で3階級制覇の尚弥はスーパーバンタム級、フェザー級とさらに複数階級制覇を狙うほか、米ラスベガスでのメイン出場などアジア発のスターとして米国に進出していく青写真を描く。
蝶のように舞い、蜂のように刺す伝説のヘビー級王者、アリの名を冠した金色のトロフィーを腕に抱いた。世界一のパウンド・フォー・パウンドへ、最強の拳を磨き続ける。
11/7(木) 22:19配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191107-00000580-sanspo-fight
凄かった
階級あげたら通用しないなコレは
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Source: ラビット速報