手術後の人体と糖分が大好き。病院で繁殖する恐怖の細菌が発見される(英研究)
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偏性嫌気性のグラム陽性桿菌であるC・ディフィシル(クロストリディオイデス・ディフィシル)は、院内感染症でも頻度の高いクロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)の原因となる厄介な細菌だ。
免疫力の低下している人や抗生物質で腸内細菌が乱れた人に感染し、下痢や大腸炎を引き起こす。
アメリカでは年に25万人が感染し、1万4000人が死亡。日本でも患者1万人あたり1日に7.4人が発症するなど、決して少なくはない。
『Nature Genetics』(8月12日付)に掲載された新しい研究によると、今、C・ディフィシルは2つの種に進化しつつあるのだそうだ。
しかも、その片方は病院の環境に適応している。進化の原因は、欧米文化の糖分たっぷりの食品と病院で一般に使用される消毒剤なのだとか。
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Source: カラパイア