医学に役立ててもらうためにと母親の遺体を献体したのに軍事爆発テストの人体実験に使用されていた(アメリカ)
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愛する人の死は辛い。しかし深い悲しみに包まれながらも、今後の研究で治療法が見つかればと、本人の遺志や遺族の思いもあり、遺体を臓器提供施設へ引き渡す事例は、実は欧米では決して少なくない。
アメリカのアリゾナ州で、2014年にアルツハイマー病で母親を亡くした男性が、研究に役立ててほしいと母親の遺体をある施設へ提供したところ、軍事爆発テストに使用されていたことが、母親の死から5年後に明らかになった。
施設側は、偽りの口実を設けて、遺族の同意なしに男性の母親の遺体を軍の請負業者に売却していた。真実を知った男性遺族側は、他の被害者遺族らとともに、現在施設とその経営者相手に訴訟を起こしている。
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Source: カラパイア